Incubator v2.4.1


Mac OS X用のマインドマップソフトを考える」からの続き。

試用レビュー6本目はMindCadのMac OS X用のマインドマップ・ソフトウェア「Incubator」。
英語版で日本語リソースは無し。なので,メニュー関係も全部英語です。
49ドル。1年間の無償アップデート付き。
マインドマップソフトとしてはリーズナブル。
無登録バージョンは保存不可。

一見してシンプルなインターフェイスです。とはいえ,Freewareの「MindNode」よりは全然高機能。

基本的な入力スタイルはキーボードとマウスの組み合わせとなってます。
コマンド+ダブルクリックで新規トピック。
ダブルクリックで新規アイテム。
シフト+ダブルクリックで新規メモ。
日本語の入力は普通に出来ています。

作成したアイテムは,ドラッグしてツリー化可能。
トピックやアイテムから,直接下位項目を作るには,選択してからコマンド+矢印キー。

写真はドラッグペースト可能。アイテムには出来ない。ファイル名のみ表示。
アイテムには外部書類へのリンク,Webサイトへのリンクが設定可能。
ブックマークをドラッグすると新規アイテムになり,リンクも設定される。
テキストのスタイル選択は右クリックのメニューで。

【ナイスな点】
シンプルでクリーンなデザイン。
クラッシュは一度も無し。安定感はある様子。
インスペクター・ウィンドウもあるが,通常の操作では,それほど依存度は高くないので隠したままでも作業できる。
一つの書類の中でシートをタブで切り替えることができる。アイテムから別のシートへのリンクも可能。特定のアイテムを別のシートで深く掘り下げられる。

【いまいちな点】
英語メニュー。
キーコンビネーションを覚える必要有り。な操作感。
線の太さは変えられない。
アイテム間のリレーションは出来ない。

一つの書類で複数のシートを切り替えられるのはアイディア出しや,よりディープに踏み込んでいく場合に便利です。この機能は今まで試した他のマインドマップにはありませんでした。子アイテムを作る場合の操作感は少し使うと慣れてきます。基本,コマンドを押しながら,作りたい方向に矢印キーを押すとOKな事が解りました。
マインドマップソフトとしてはリーズナブルな49ドルで,これだけの機能が備わっているのは,お買い得感ありです。

M.Hirose

A.K.A author of palmfan.com

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