未発表・未発売の「HP TouchPad Go」のレビュー記事
webOS Nationが,未発表・未発売の「HP TouchPad Go」のレビュー記事を掲載しています。
webOS Nation | Review: HP TouchPad Go
「TouchPad Go」は,オリジナルのTouchPadの9.7インチスクリーンからのダウンサイズ・モデルとして,この秋の発売を目指して開発が進められていたとの噂の7インチモデルです。
ハードウェアの開発には1年程度の時間がかかることもあり,今年夏に突然発表されたwebOSハードウェア撤退のアナウンス時には,すでにハードウェアのプロトタイプも完成し,ソフトウェアや通信クオリティなどを含めたチェックなどが行われていたと思われます。
夏の時点では,製造メーカーへの7インチタブレット用のパーツ製造の発注といった断片的な情報でしか,その存在は確認出来ませんでしたが,9月以降,同時進行で進められていたと思われるパンフレットやプロモーション画像により,さまざまな詳細が明らかになっていました。
PalmFan | 2011年9月29日記事より
基本仕様は:
今回,webOS Nationがレビューしている個体は,そのプロトタイプの一つだと思われ,バッテリーはSTL TECHNOLOGYのサンプルマークが確認出来ます。
7インチタブレットを横にしてワイド表示画面で持った場合の横幅は,9.7インチのオリジナルTouchPadを縦にした時の横幅のサイズとほぼ同じで,数字以上にコンパクトなことが解ります。
また,小さいサイズながら,webOSタブレットとしての特徴的な機能は欠けることなく搭載されており,むしろ,背面のソフトタッチ・パネル,3Gデータ通信機能,1.5GHzデュアルコアQualcomm APQ8060プロセッサー(64GBのオリジナルTouchPadと同じ),背面カメラ(webOSタブレットとしては初の2カメラ搭載)など,オリジナルTouchPadに勝る機能が搭載されています。
レビューでは,ほとんどの項目でかなりポジティブな内容になっていますが,動作も鈍く,ぼやけた写真しか撮れないリアカメラについては問題だとしています。なお,LEDフラッシュは驚くほど明るいそうです。
ただ,タブレットのカメラ機能が使い物にならないというレビューは,他のiOS/Androidタブレットでもたくさんあるので,TouchPadも例外ではなかった,という表現をしています。
CPUプロセッサーはTouchPad 64GBに搭載されていた「1.5GHzデュアルコアQualcomm APQ8060」ですが,パフォーマンスに関しては,オリジナルTouchPad(1.2GHz)と大きく違う感じは無く,理由としては,webOS 3.0.5(build 3883)という最終版ではないバージョンである事も影響しているかもしれないとしています。
しかしながら,現在発売されているハードウェアの平均値よりも,少なくとも上に位置するレベルで,RAMは1GB容量になっているため,複数のアプリを起動することは楽に行え,重量級のPDKアプリすら例外ではない,としています。
結論として,この「TouchPad Go」は”TouchPad。しかし,小さい”という言葉に凝縮され,それと同時に,ただ単純に小さいという事以上のものがあり,サイズの縮小と軽量化により持ち運びを容易にした好例であり,また,GPSと3G通信対応などにより,タグ・アロング・デバイスとしてデザインされ,その名の通り,持ち運びが容易になったポータブルなwebOSデバイスとして,より納得のいくものだとしています。
※動画はイントロ長いですが…本編は0:40あたりから…。
「Go」という名の通り,軽くて小さくて持ち運びやすく,それまで使っていた10インチタブレットをやめて,「Go」を持ち歩くようになったそうです。
タブレットのカメラ機能が使えないと思うのは,おそらく,撮影した写真が大きな画面ですぐ見れるから,粗が目立ってしまうんじゃないかなー。
持ち運びが容易で,カーナビに最適で,さらにTouchPadの各機能が楽しめる製品。
このTouchPad Goが今秋発売されていたら,タブレット市場はどうなっていただろうなあ。
まあ,iPad,Kindle Fireと競争しなくてはいけなかったから,情勢は厳しかっただろうけど,GPSと3G通信,インターネット,SNSが融合された製品は存在していないから,タブレット市場の2〜3位を争うくらいにはなったんじゃないでしょうか。
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(この記事はPalmFan.com 2011年12月29日 木曜日に掲載された記事を元にしたエントリーです。その後の続報などはPalmFan.comに追加されています。)
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