Palm Pre：webOSシステムアップデートはどのように行われるか

Palm, Incが，Palm Pre Sprintサポートページに「How do Palm webOS system updates work?」を掲載していました。以下，（Palm Preを入手したとき用の）覚え書きとして簡単な日本語訳を掲載しておきます。

”NOTE：webOS携帯電話のシステムアップデートはワイアレスで提供され，これらのアップデートは安定性を増やすこと，ユーザー経験を改善することや機能追加のために，定期的に行われます。
ソフトウェアアップデートはEVDOネットワークかWiFiネットワークへの接続が必要で，これは1xRTT接続の場合，電話が着信付加になるためです。
システムアップデートは自動インストールとなるため，アップデート時にバッテリー残量が30％を超えている必要があります。そのため，バッテリーを頻繁に充電しておくことを推奨します（これはバッテリーライフも改善）。
致命的なダメージを避けるため，アップデート中には決してバッテリーを外さないようにしてください。
システムアップデートにはいくつかのステップがありますが，ほとんどは自動的に行われます。

・システムアップデートのチェック
webOS携帯電話は，7日間毎，バックグラウンドで自動的にチェックします。また，Updatesを起動することでいつでもチェックできます。

・ダウンロード待機
システムアップデートがある場合，2日間以内にバックグラウンドでダウンロードされますが，WiFi接続状態であること，エアプレーンモードでは無い時に行われます。もし，WiFiネットワークに接続しない場合には，あなたが高速データ通信カバーエリアにいるときにバックグラウンドで行われます。また，システムアップデートは，データ通信が行われていないときにのみ，ダウンロードされます。

・ダウンロード
全てのアップデートはユーザー領域以外の隠れたディレクトリにダウンロードされますが，まれにユーザー領域の一部を借りる必要があります。このエクストラスペースはアップデートをダウンロードするために必要で，いくつかのファイルのバックアップと削除を求められます。アップデート完了後は元のファイルを戻すことが出来ます。

・確認
webOSはアップデートのダウンロードが成功したかどうかを確認します。

・インストール待機
システムアップデートを行うにはバッテリー残量が少なくとも30％必要で，通話中の場合にはインストールは行いません。システムアップデートはダウンロードから7日間以内にインストールする必要があります。もし，7日間の間，システムアップデートをパスした場合には，アップデートはバッテリーが充電され，残量が30％以上になり，通話中で無い時に自動的にインストールします。7日間の間は，インストールを促す画面から延期することを選ぶことが出来ます。もし，延期を選んだ場合には以下のアラートなどが表示されます。

– 次の3回の充電中に「Install Later」「Install Now」ボタンがあるアラートが表示されます。
このアラートは10分のカウントダウンタイマーとなっており，「Install Later」を10分以内にタップしなかった場合，インストールが開始します。10分タイマーは，電話をプラグインしてバッテリー残量が30％以上あるときにも表示されます。

– 4回目の充電時には「Install Now」ボタンのみが表示され，10分後にインストールが開始します。

・再確認
webOSはアップデートが完全にダウンロードされているか，インストール準備が出来ているかを確認します。もし，ダウンロードファイルが確認に失敗した場合，アップデートファイルは削除され，プロセスはステップ3に戻ります。

・インストール
システムアップデートがインストール作業に入ると，ワイアレスサービスはオフになり，電話はどの機能も使えなくなります。システムアップデートは通常約10分程度の時間がかかります。まれなケースとしてアップデートが失敗した場合，電話は再起動され，アップデートファイルを最大で3回まで再インストールしようとします。それでもまだ，あなたの電話がアップデートインストールに失敗した場合，次に何をするのかについての情報を記載したメッセージが15分間表示され，15分後に電話はシャットダウンします。アップデートインストール中は決してバッテリーを外さないでください。この場合，永久的にダメージを与えることになる可能性があります。

・レポート
システムアップデートがインストール後，webOSは匿名情報としてアップデートプロセスについてPalm, Incに送信します。Palm, Incはこの匿名情報を将来のアップデートの改善に使います。”