Dropbox:1Passwordでのパスワード同期
個人的に便利で安価(無料版でも普通に使える。)なクライド・サービスと言えば,DropboxとEvernoteであり,あまりにもこの二つがボクの身近では有名なサービスだったので,あまり取り上げなかったりもしていたんですが,先週,Dropboxで始まったFree(容量増量)キャンペーンをPalmFan.comで書いてみたら,思いの外,登録してくれた人が多いことに気がつきました。
なので,これから使い始める方向けに,ボクなりのTipsをおさらいするエントリーを少し作っておこうかなと思います。既に使いこなしている人には,当たり前の情報かもしれないので,暖かくスルーしていただければと思います:-)。
まずは,何はなくとも「1Password」との連携例。
【1Password for Mac v3.5.0で複数のパソコン上でパスワード同期】
「1Password」は複数のウェブサービスのアカウントのIDやパスワードを管理し,ボタン一発でIDとパスワードを要求するウェブフォームにも入力することが出来ます。
とにかく,最近はネット上でログインを要求されることが多いですよね。
そんなとき,自分が憶えやすい,簡単すぎるIDやパスワードを使ったりしていると,なりすましなどを行われる可能性が高まります。なので,ある程度,複雑なパスワードが必要になるわけですが,普通,そんなにいくつも複雑なパスワードを憶えられるわけは無くて,なんとなく中途半端にセキュアなIDとパスワードでやりくりしている人も多いんじゃないでしょうか。
「1Password」と使うと,いくつものウェブサービスのログインページ用にIDとパスワードを管理することができます。セキュア度の高いランダムなパスワードの自動生成機能もついているので,なりすましで悪用される可能性がぐっと減ると思います。
実際に使う場合にはウェブサービスのログイン画面を表示した状態から,ブラウザ上の1Passwordボタンを押すだけ。一つのウェブサービスで複数のアカウントがある場合には,それも選べます。
選択すると,1Passwordのロックを解除するためのマスターパスワードを入力します。
つまり,ユーザーが憶えておくのは,この1Passwordの録を解除するためのマスター・パスワードだけということになります。一つだけなら,多少複雑なパスワードでも憶えることが出来るし,万が一の際には,このマスターパスワードだけを変更すればいいということになります。
Gmail,Twitter,mixi,Facebook,MySpaceなどなど,ログインするウェブサービスが主流となっている現在,1Password無しでウェブ・ライフをストレス無く活用することはボクには考えられないかも,とも思っています。
で,その「1Password」のデータ・ファイルを複数台のパソコンで使えたらいいな,を実現するのがDropboxです。
これにより,たとえば,Mac ProやiMacを自宅で使っていて,モバイル用にMacBook Airなどを使っている場合でも,常に最新のIDとパスワードデータが使えることになります。
設定は単純に「1Password」の環境設定から,データファイルをDropbox内に保存するようにして,他のパソコンでも同じように設定するだけ。
以前のバージョンだと,少しややこしい設定があったのですが,今の現行バージョンだと上記画面から普通に保存先を選択するだけでOKです。(ちなみに,以前のバージョンで参考にさせていただいたページはこちらでした。>「1Password 、Dropbox を使って2台以上の Mac で同期する 」)
なお,「1Password」ですが,フォーム上にたまにうまく入力されないことがあるけど,これは登録の時のフォームのフィールド名と,ログインするときのフィールド名が違うと起こるように思います。これはソフト側ではなく,ウェブサイトの作りの問題なので,この現象が起こった場合には手動で1Password上のデータを調整してあげるといいと思います。
【DropboxのTipsをまとめたページ】
ちなみに,いろんなTipsをまとめた英語サイトも既にありますので,じっくり読んでみるのもいいかと思います。
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