CES 2010:Palm, Inc関係のまとめと雑感

さて,CES 2010関係も一段落,いろいろ面白いものが出てきてますが,まずは,なんといってもPalm, Inc関係。



PalmFan.comではもう書きましたが,「Palm CEO Jon Rubinstein: I’ve Never Used an iPhone」では,今回のCES発表以降,復活劇が始まることになるかもしれないという書き出しで,Jon Rubinstein CEOのインタビューを伝えています。

今回の発表にはたくさんのトピックがあって,どれもそれなりに重要な位置づけとなっていたりするので,ちょっとあらためて,リストしてみます。

1)Verizon版Palm Pre PlusとPalm Pixi Plusを1/25に発売

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いずれも,Sprint版のPalm Pre,Palm Pixiの強化版となっていて,Pre Plusは16GBにメモリーが倍増,キーボード関係の改良など。Pixi Plusは,オリジナルPixiには無かったWiFi機能を搭載。これは大きいです。実は,最初のPixiにWiFiが無い仕様だと解ったときには,一部ユーザー(ボクも含む)は「こりゃ無い!」くらいの反応だったですので,嬉しい限り。

ただ,両機種とも例によって,アンロック版は全然売る気配が無いです。(今の所。)
このあたりは,Nexus Oneを見習って欲しいもの。アンロック版を売れば,日本からもばんばん買うと思うんですが。サポートが心配?今はネットで情報あるし,そのあたりをしっかりメンテナンスしておけば,いらないんじゃないですかね?


2)webOS用の3Dゲームが登場

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EA Mobile,Gameloft,Glu Mobile,Laminar Researchなどのゲーム・ソフト・メーカーが順次,webOS用の3Dゲームを投入。これは乗り換えるいい理由の一つになるんじゃないかな。
しかしながら,プレイできる機種はPalm Preのみになってます。ダウンロードはApp Storeから。
このPalm Preのみというのは,ハード的な制約なのかどうか不明です。もしそうだとすると,3DゲームをプレイしたければPalm Pixiは選べないことになります。ううむ。
発売されたのは,以下のタイトルです。

・Need for Speed(TM) Undercover (EA Mobile)
・The Sims(TM) 3 (EA Mobile)
・MONOPOLY(TM) (EA Mobile)
・Asphalt 5: Elite Racing (Gameloft)
・Let's Golf! (Gameloft)
・Glyder 2 (Glu Mobile)
・X-Plane (Laminar Research)



3)Palm Developer Programが正式オープン

これで,どのデベロッパーもサインナップするだけで,webOSアプリの開発が行えるようになりました。
Palm, Incは,このwebOS開発環境の重要性はPalm Preの発売以前から意識していて,Palm Preが発売された後も,かなりのリソースを注入して,このPalm Developer ProgramおよびSDKの開発を行っていたようで,それが満を持しての公開となったわけです。
ボクは開発関係はまるで解らないので,その内容の善し悪しはわかりませんが,最近ではウェブブラウザベースの開発環境「Project Ares」β版を公開するなど,webOSのメリットを生かして,様々な開発環境を提供しています。

さらに,最もダウンロードされた無料/有料のwebOSを開発したデベロッパーに10万ドルが進呈されるHot Apps Program賞を用意するなど,新規デベロッパーのモチベーションを刺激するイベントも用意しています。#このイベント対象は2/1からになります。

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この他にも,ビデオ録画/編集が出来るようになったり,Flashプラグインが2月リリース,webOS 1.4が2月リリースなどの話題もありましたが,日本の(特に旧Palm OSデバイス)ユーザーな皆さんの興味は,「いったいいつ日本で使えるwebOSスマートフォーンが出るんだ!」というところにあるわけですが,残念ながら,今の所,日本のキャリアの動きは無いように思います。#輸入して使うとしても,今の所,アンロック版はQWERTZキーボードのPalm Preのみです。

国内状況を振り返るに,はっきりいって,iPhoneの発売時,他のキャリアは最初は失笑していたくらいの反応だったわけですが,「ソフトバンク、2年連続首位=アイフォーン好調−昨年の携帯純増数」などの記事を見ても明らかなように,iPhoneはたった一回のモデルチェンジだけでありながら,約1年半,話題を独占しているような製品になってます。となれば,今後,スマートフォーンの勢いはさらに増すはず。

しかしながら,現在解っている限りの発売予定のスマートフォーンのほとんどはAndroid OSです。

Android OSの強みや可能性は確かにあると思うんですが(ボクはHT-03Aも持ってます),iPhone OSと比べると,残念ながら,そのインターフェイスは解りにくいし,使っていて心地よい経験が少なすぎでした。
一時期のWindows Mobileよりかは直感的に感じるけど,それでもユーザーが「OSを理解してあげる努力をする」インターフェイスに感じました。少なくともボクにとっては。


ご存じのようにPalm, Incは,パーソナル・デジタル・アシスタンス「PDA」製品で,最初に成功したPalm Pilotという製品を作った会社であり,そのインターフェイスはユーザーのストレスが最小になるよう,タップする場所や回数まで極力減らしていくといった開発思想で作られています。

さらに昨年発表されたwebOSは,複数のウェブサービスのデータを統合できるシナジー,マルチタスク,On The AirによるOSアップデートの諸機能を備えている上に,今回発表されたFlashプラグイン,ゲームタイトルの強化,開発環境の強化なども行われることになりました。

夏には新型iPhoneも予測されている今こそ,是非ともwebOS日本語版スマートフォーンの発売を検討して欲しいと思います。









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